新入社員が絶対に知っておきたい4つのポイントを「入社1年目の教科書」から選別
この記事では、新入社員になる人たちへ向けて「入社1年目の教科書」から、絶対に知っておきたい4つのポイントを抜粋しました。
このポイントを抑えておけば、入社してすぐにあなたの評価はうなぎのぼり。周りの同僚と大きく差をつけられるはずです。
「入社1年目の教科書」とは。
ライフネット生命保険株式会社の代表取締役兼COOの岩瀬さんという人が書いた、新入社員の虎の巻のような素晴らしい本です。
これから入社予定の人に向けた本ですが、仕事の基本ともいえるべき要素がつまっているので、改めて基礎からしっかり見直したいという、二年目以降の人にもおすすめです。
新入社員が知っておきたいポイント5つ
➀完成度の前に早く提出
仕事を抱え込んだ末、締め切りぎりぎりになって、そのやり方を誤っていた場合が1番恐れることです。
「お前なんでこんなになるまで相談しなかったんだよ!」
と上司に怒られる様が目に見えるようです。
そんな状況にならないためにも、50%の出来でいいからとにかく早く上司に成果物を提出することが大切だと、岩瀬さんは本の中で述べています。
更にいうとその提出はあくまで過程。提出後に上司から訂正をもらって、締め切りまでにどんどんブラッシュアップしていくからです。
そう、上司や先輩の力をうまく使い、総力戦で課題に当たることが必要なんです。
➁まとめて書き出す
次に紹介するのは、仕事の効率を高めるポイントです。
例えば仕事の打ち合わせをしたとしましょう。上司や先輩が集まる会議です。
その打ち合わせが終わったら、自分は何をすべきなのか判断する必要がありますよね。
「えーと、結局自分は、どういった方向性で進めていけばいいんだろう??まぁでも、なんとなく仕事内容はわかるし、とりあえず自分で進めておこう。」
危険ですね。もし、そのやり方が間違っていた場合、何時間もの時間のロスが発生してしまい、迷惑をかけてしまうということに繋がるからです。
なので、会議などの場では必ずノートやメモを持参し、適宜書き込んで自分なりに情報をまとめる必要があるんです。
そしてここで重要なポイントが。ある程度そのメモから、自分のやるべきことがわかったら、上司に確認を取ることを岩瀬さんは推奨しています。
「こういった方向性で、こういった方法で進めていきます。もし間違っていたらご指摘ください」といった風にです。
仕事の効率化を図るためにも、「メモしてまとめる」、「上司に確認をとる」というふたつの方法を用いましょう。
➂苦手な人には?
仕事で1番多いトラブルのひとつが、人間関係。
苦手な人が職場にいて、苦労している社会人の方の声はよく聞きます。
解決策としては転職や転勤などで、環境を変えるなどがありますが、もしその入った先でも苦手な人がいたならば、再び苦労がやってきます。
ではどうすればいいのか?
人間関係をストレスにしない方法、「惚れ力」を使いましょう。
嫌いな部分や苦手な部分を全て特徴と捉える力のことだと、岩瀬さんは言います。
頑固→軸がぶれない、口うるさい→面倒見がいい、などなど。
「惚れ力」で相手のことを好きになっていけば、相手も自分に好意を持つようになり、円滑な人間関係を築くことができる、ということなんです。
④ミスをした後は......
「何回いったらわかるんだ!同じ失敗ばかりして!」
最初の失敗はしょうがないのですが、二度三度同じ失敗をしてしまうと、上司や先輩からこんな叱責が飛ぶのではないでしょうか。
そうすると「次は絶対に同じミスをしないようにしよう!」と心に誓うものの、やっぱり同じミスをして怒られる。
先輩や同僚からは「使えないやつだ」と思われてるんだろうなぁ、というネガティブな想像をし、そんな自分が嫌になる......といったマイナスの連鎖。
そんなマイナスの連鎖を断ち切るためにも、必要なのはミスの再発防止策。
岩瀬さんが提案する再発防止策は、仕事のやり方を変える、ということです。
同じミスをおかさない仕組み作りが必要になってくるということなんです。
何か重要な書類等を家に忘れて怒られたことがあったら、次からは紙かなんかにその重要な書類を書き出し、朝必ず目につくところへ貼っておくなど。
家族などの第三者に協力してもらうというのもいいでしょう。
自分なりに「この仕組みを作ったら忘れないだろう」というやり方を考えて、ミスの再発防止に努めることが大切です。
以上、新入社員が絶対に知っておきたい4つのポイントを紹介しました。
新入社員の皆さんはもちろん、会社で人間関係や仕事の効率の悪さなどに困っている人もぜひ参考にしてみてください。